自転車ツーリング再生計画/メカニックよもやま話

トップノーマルとローノーマル

ええーと、死語の世界の話を一つ。「トップノーマル」と「ローノーマル」という単語をお聞きになったことがあるでしょうか。変速機の型式の名前なのですが・・・・。多くの人はお聞きになったことがないことでしょう。なにしろ、死語の世界の話ですから\(^-^)/。

ディレイラーワイヤを緩めた状態(ノーマル状態)でチェーンがトップ(ギヤ比の高い方)にあるか、ロー(ギヤ比の低い方)にあるかを表した言葉がトップノーマル、ローノーマルです。だって、ギヤ比が高い方といったって前後の変速機で違うよ、前は大きなギヤだし後ろは小さなギヤだよ・・・・と思ったあなたはエライ\(^-^)/。

後変速機(リアディレイラー)は今は全て(?)トップノーマルですよね。ワイヤをゆるめた状態(Wレバーではレバーを前に倒した状態)でチェーンは一番小さいギヤに入ります。ところが、昔はローノーマルのリアディレイラーがあったのです。少なくともサンツァーに(^-^)。ワイヤが緩んだときに一番大きなギヤにチェーンがかかるローノーマルのディレイラーが。


上の写真はローノーマルのサンツァー ヒーローです。GAMIさんから提供いただきました。

前変速機(フロントディレイラー)は今はワイヤを緩めた時に小さなギヤ(ロー側)に入るローノーマルが当たり前ですよね(^-^)。ところが昔はフロントディレイラーにトップノーマルが存在したのです。大きなギヤによっこいしょと上がる時にディレイラーのスプリングの力だけで上がるのですから設計としては不自然な気がするのですが・・・・一時期はトップノーマルの方が主流でした。

このほかにもトップノーマルのフロントディレイラー、ローノーマルのリアディレイラーがあったのでしょうか?。あとは歩くスミソニアン博物館のみなさんにオ・マ・カ・セ(^-^)。ワイヤーを引っ張る時は人間の力でエイヤっと引っ張れますが、ワイヤを戻す時はディレイラーのスプリングの力で戻るだけです。より大きな力が要る小さなギヤから大きなギヤへの移動の時にワイヤを引っ張るのが自然だと思っていたのですが・・こう例外が多いと必ずしも必然的な結果ではないのかもしれません。

デュアルコントロールレバーの操作に慣れずに、どっちがギヤ比をアップでどっちがギヤ比をダウンなのか・・・・四苦八苦しながら、こんなことを思い出してしまいました\(^-^)/。


上の写真はやはりサンツァーの左からスパート、Compe-V、SLです。GAMIさんから提供いただきました。
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